在宅医療と介護
12月1日に日本経済連ホールで行われた在宅医療と介護のシンポジウムに参加してきました。
後日NHKで取り上げられたり、500人の会場が入りきれずモニター会場が増設されたりと非常に反響が大きかったようです。
各職種の活躍されているパネリスト10人の話はとても熱いものでした。
「生活者の自己決定を尊重する」
「住む、生きるではなく住み方、生き方の提案」
「自立支援の本当の意味」
「地域住民の意識改革」
それぞれ専門性があり需要の変化に応じているのですが、上記のテーマがベースになっているようでした。とても内容は濃く深いのですが私も今後のテーマにしたいと思いました。
我々の専門分野においては、リハビリにおいても「歩けるようになる」ではなく、「〇〇に行けるために歩けるようになりたい」生活者の楽しさ喜びに繋がる提供を目指したいです。また浅川先生の言葉で90歳の方に早く歩けるようにリハビリするのは虐待に等しいというのも心に残りました。穏やかなQOD(Quality of death)も大事な場合もあるということです。家族の決定ではなく自己の決定が大事となります。色々な生活があるため色々な自己決定や自立支援があると思います。
シンポジウムの後半でも取り上げられた内容に、急速に進む超高齢化社会において“地域の緩やかな繋がり”“家族のケア”もこれからの日本に必要かつ重要なワードになる、これは私達も以前から感じていました。先日ケア21のボランティアネットワークに登録してきました。微力ですが地域の力になれればと思います。
最後に、私自身もそうでしたが知らなかったことが多く介護、在宅医療の遅れは世界においてはダントツです。自分もこの先に必ず訪れる問題であり、たくさんの方に気付いて頂いて、これから変化していく社会に対応出来たらと思いました。
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